高崎 2019 11 30
あれは、いつのことだったか。
群馬県高崎市の小さな公園で、
白人の夫婦がブランコに乗ったままで、
10分以上も何も話さず、悲しそうな表情で、
桜の花びらが落ちている地面を見続けていました。
なぜ、白人の夫婦が悲しんでいたのか。
その公園の隣には、内村鑑三の記念碑があり、
その記念碑には、こう書いてあったのです。
I for Japan;
Japan for the World;
The World for Christ;
And All for God.
(私は、日本のために、
日本は、世界のために、
世界は、キリストのために、
そして、すべては、神のために)
キリスト教徒の数は、数十億人になるでしょうが、
ここまで言うことができたキリスト教徒は、
たったの一人でしょう。
正に、内村鑑三は、近代日本に現れた「預言者」でした。
キリスト教国には、こうした預言者が現れず、
なぜ、日本に出現したのか。
それを考えると、キリスト教国の人たちは、
「非常に悲しい」と感じるでしょう。